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ATを学ぶ 89回目

2010年3月12日 目黒にて


先週に続き2週連続で授業に出ることが出来た。
最近、このブログを卒業生のNさんが見ていてくれるらしい。
僕はいくつかブログを書いているが、このブログは本当に何も考えず、行き当たりばったりで思いつきのように書いているので、これで良いのだろうか…と思ってしまう。
アレキサンダー・テクニークを学び始めた時に、これは様々な感覚が襲ってくるという予感がしたので、自分自身の感覚がどんな風に変化するのか、後になって読みなおしてみたいと思って書いている。
だから、現在進行形の感覚は、思いついたことをスピード感だけで書くようにしている。
あまり考え込んで説明的になってしまうと良くないと思うから。


授業についてそのNさんにハンズオンを受け、すぐに次のことに移る。
僕がベッド(テーブル)に寝て、それに皆がハンズオンするという練習。
ハンズオンの練習ではあるが、寝ている側は自分自身の感覚の練習にもなる。
丁度、名古屋で整体の卒業生とセミスパインについて話をしていたところなので、渡りに船であった。

先ずはサキコさんが頭を持ち、腕から手を持つ。
握手するように手を持って肘をささえ、肩に手を入れて、肘を曲げ手の平をお腹の上に乗せる。
サキコさんが反対側に移動しようとしたら、僕の曲げた側の肘がベッドから滑り落ちた
これじゃすべりますね、と話をすると、手の平はオフにしないでオンにしたままにしましょうか、と言われた。
何のことかと思って、肩甲骨から肘・手にかけての感じをリサーチした。


手腕をベッドから滑り落とさないためには、肩甲骨から肘に掛けて背中側に力を入れる必要があった。
(と思っていた。)
そこで、その肘や肩甲骨に入れている力はやめてしまって、手の平でお腹にハンズオンするようにしてみて下さいと言われた。
何度かトライし、何度か力が入ってしまったり、力を抜いて完全にオフの状態になった後、手の平でお腹にハンズオンする感覚が出来た。
その状態だと、肘はベッドから滑り落ちることはなく、しかも、肩甲骨にも肘にも手にも手の平にも力は入っていない。
僕にとってハンズオンする状態とは、手の平の感覚はオンになっているが、意識的には力は抜けている状態。
あるいは、力を入れていない状態。
いずれにしても緊張は意識下での働きによる筋肉の働きだけという状態になる。
その状態にすると、手はベッドから滑り落ちる角度であっても、その位置にいてくれる。


こりゃ大変だ~


と言ったら、皆が笑っていた。
そんなに大変ではないことなのか。
僕には分からないが、僕にとっては大変なことだった。


次に、下肢を持ち股関節・膝関節を曲げて、足裏をベッドに立てた。
セミスパインの格好だ。
セミスパインとは、床に仰向けに寝て膝を立てた状態。
この格好で、股関節にも下肢にも力が入らないと言う。
僕は力を下肢のどこにもいれないで、膝を立てることが出来ない。(と思っている。)

この時も当然、膝は立とうとしない。
股関節は広がりを見せようとするが、サキコさんはしきりに股関節から膝、そして足の甲にハンズオンしている。
アラキサン、足の裏でベッドにハンズオンしていると思ってみて下さい。
あああ~そうか。
と思った。
手腕同様に、足裏でベッドにハンズオンすれば、下肢に力を入れずにセミスパインになれるかもしれない。
何度かチャレンジしてみる。
色々な感覚があったので書いてみる。


手腕肘がベッドから滑り落ちないようになっている時の感覚は、手腕肘が独立して宙に浮いているような感覚。
上肢のどこか特定の部位にだけ筋肉の緊張がない状態と感覚。

これは力を抜いている?
力を入れていない?
これは力が入っている?
これは入っていない?
これらの中間にある感覚だった。
この中途半端な感覚を、それで良いと許してみることにした。
ひょっとしたら以前は疑っていた感覚かもしれない。

これは○○。
これは△△。
と断定して、それ以外のことではないと信じていなかった感覚かもしれない。

それを下肢で再現してみようと思った。
中途半端な感覚がある。
力は入っていないようにも思えるし、このままにしていると股関節が開いてしまうような感じもある。
でも、実際に開くかどうかは分からないので、そのままにしてみる。
身体の中をリサーチしていくと、大転子と仙骨を結んでいる辺りが収縮したがっている
その縮みたがっているのをやめておく。
縮むのをやめていると、その場に膝が立った状態が出来ている。
非常に不安定な感じ。
自信がない感じがする。
しかし、セミスパインでベッドに寝ていることに違いはない。
ひょっとして、入り口に立ったのかもしれないと思いました。


次に僕がハンズオンする側になった。
Nさんが頭首を持っている時に、両足首に手を乗せた。
とたん、Nさんがニッコリ笑って、イイネ~と言う。
何がイイのか分からないが、イイネ~と言ってくれる。
僕の感覚は良いと言うことらしいが、実は僕には全く分からなかった。
10年以上前に整体を習っている時、気功をされている先生にも同じことを言われたことがある。
先生が頭を持っている時、誰でも良いから足を持ってくれと言われ。
近くに居た僕は、両足首をそっと掴んだ。
とたん、同じことをその先生が言ってくれた。
アラキ君イイネ~
イイ気が出ている。
その時も僕には何のことか分からなかった。
しかし、良いと言われているのは、悪いと言われるよりも良いことだと思って、有りがたくお言葉を頂戴する。
出来れば自分で感じられてコントロール出来るようになりたいもんだと思う。


最後に、太極拳をやり。
次に一人が太極拳をやっているのに、もう一人はハンズオンするという練習をする。
なんだかコンタクトワークのようで面白かった。
この時は手のことは殆ど考えず、動きの質のことだけを感じようとしていた。


相手と同じ動きを、違う格好でする。


とそんな感じ。
相手と自分は別で相手に着いていこう合わせようと思うと難しいのではないかと思い、相手と自分で一つのナニカを構成していると考え、相手と同じ動きを違う格好でするか、相手と自分の動きて一つのものを作ると考えてみた。
割合にうまくいったように感じた。

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