前重心・後重心
症例別っていう授業をやってました。
肩こりや腰痛の方が来たときに、どうやって患者さんを診るかって授業です。
昨日は腰痛でした。
色々な考え方があって、それぞれ開業している先生の考えは全部正しいというのが、僕の考え方です。
もちろん僕には僕の考え方もあるってことですけどね。
でまあ、色々と腰痛の方の診かたや施術の方法なんかをお話していた訳です。
整体院っていうと、最近ではストレッチなんかも指導してくれる先生が増えてきましたけど、以前は痛みを取るとこまでって先生が多かったと思います。
その場限りって言うと言いすぎですが、セルフケアにまでは言及しない先生が多かった。
痛みが取れたからって言って、痛みの原因が全部取れたかどうかは分かりません。
立ち上がって歩き出したり、机に座ったり普段の生活をすると、そこにその人独特の癖があります。
その癖(姿勢や動作)が痛みの原因になっていることも多いと思っています。
体の使い方ですからね。
なので、必要なところはストレッチしたり、歩き方や姿勢なんかの指導も出来たらな~と思っています。
昨日はそんな話になって、では姿勢を見るときのポイントはどこかって話になりました。
重心を診るのが大切、と思っています。
前重心(爪先重心)、後重心(かかと重心)のことです。
後に写真を載せますが、どちらの方がどちらだと思いますか?
整体を勉強中の方は考えてみて下さいね。
答えは後日にしておきます。
普通に立ってもらっても分かるんですが、ちょっと思いついて股関節・膝関節・足関節を屈曲(曲げて)してもらいました。
そしたら、ほら、いっぱつで分かります。
よね。
問題は重心を中心にもってくる方法なんですよね。
とりあえずは本人に自覚してもらうというのが一番です。
ヒトは意識上の動きと意識下の動きがあります。
意識して出来ることと無意識にやっていることですね。
前重心を意識して後ろ重心にすると、だいたいは疲れます。
だって、真っ直ぐ立っただけで、後ろに倒れそうっ!!って思う訳ですから。
だから
前重心でこんな感じで立ってますよ~
前ももに力が入ってるかもしれませんね~
胸反らしていると疲れますよね~
膝曲げても立ってられますよ~
とか
とか
そんなことを言うだけでも、重心は変わったりします。
もちろん、それぞれの考え方でオリジナルな指導をするのは良いことですけど。
でも、先ずは言ってあげるってことも大切ですよね。
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