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絶対的自己肯定

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息子の卒業式が終わった。
卒業証書授与式と最後のホームルームに臨席させてもらうことが出来た。
学園ドラマのような風景か、子供っぽい話に終始するのではないかと思って臨んだが、それは全くの杞憂で彼らは相当に大人でそれを統率していた先生には、本当に感謝の気持ちを抱いて帰って来た。
卒業証書授与式は静かに厳かに始まり、校長先生の話も在校生送辞・卒業生答辞も聞いていて気持ちの良い心のこもったものでした。
終わって最後のホームルームに参加させて頂いたが、ここでの先生と生徒の会話に、お互いの強い信頼が感じられ、しかし会話自体は楽しくユーモアと機知に富んだものだったのが印象的でした。
ホームルームで一人一人に卒業証書と記念品が手渡され、その一人ひとりが一言言葉を述べていました。
印象的な話が沢山ある中で、一人うむと唸るような話をしている彼がいた。
S君は息子と剣道部で一緒に頑張って来た中の好青年と聞いていた。


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今日は私学財団から表彰をされましたけど、これを踏まえて少し話をしたいと思っています。
現代の物理学者は否定するけど、僕は『現在』という時間はあると思うんです。
そして、『踏まえて』と言うことばは良いですね。それは反省などと違い、過去だけに囚われているのではなく、過去から現在・未来へと続くものが感じられるからです。
中学に入った時に僕は、この中学(中高一貫)を好きになれと言われました。
僕の友人で某進学校に入った彼は東京大学を目指せと言われました。
どちらが良いかと言うと、僕はこの中学を好きになることの方が良いと思うんです。
○中大好きっ子になる方が良い。
それは『現在』がそこにあるからなんです。
だから、この学校に来られて良かった、そしてこのクラスで良かった、この先生で良かったと思っています。

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おおよそそんな話でした。
この話に入る前に彼は、今ここに自分を存在させてくれた両親に感謝の気持ちを述べていました。
その話が終わった直後、先生が黒板に『存在と時間』『絶対的自己肯定』と言う言葉を書きました。
先生の話はおおよそ以下のような感じ。


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はい、今S君が言ってくれたのは、『存在と時間』と言う中に書かれていることですね。
作者は ?
はい、ハイデガーと言う人です。
Sの話にはフォローで時間がかかんだよね~
で、○○大好き人間と現在と言う時間と言うことを考えた時に、重要なことは今現在とそしてやってきたことを肯定するという姿勢なんだね。
結果は結果として失敗も成功もありますが、やってきたことそしてそれを為してきた自分を受け入れ肯定するという姿勢が大切です。
これを『絶対的自己肯定』と言いますね。
皆さんにはね、だから自分を肯定してあげて欲しいんですね。
このことと関連しますが、「『さよなら』の力」と言う文章を、皆さんに渡す最後の新聞に書いておきました。
『さよなら』は『左様、であるならば』とか『然らば』から転じていますね。
これは、今までのことを肯定し、これからに繋げていくという接続的な意味合いのあるものです。
いままでを肯定しからこれからに繋げる … と。
はい、これ以上は話が長くなるんでやめときますけどね…

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もう少し機知とウィットに富んだ会話でした。(再現出来なくてすみません。)
それにしても、この会話を参加している全生徒が、理解をしてしかも心に刻んでいるのが分かりました。
先生は彼らを全てそのままで受け入れ肯定してくれていたようです。


『絶対的自己肯定』は、割合と難しいものです。
僕の年代なのか性別なのか家族構成なのか僕自身なのかは分かりませんが、たまに悩んでしまうことがあります。
このことについて息子の卒業式で教えられるとは思ってもいませんでした。
それにしても良い卒業式でした。
女生徒の誰も化粧をしていない、茶髪で騒ぐ男子もいない、そんな学校のようでした。


先生の言葉・指導・アドバイスは、子供たちに押し付けとして受け取られることなく、コミュニケーションが取られていました。
そして生徒一人一人に居場所を与えていました。
それぞれの個性をそのままに、我儘放題をさせるのではなく存在そのものを肯定して受け入れ、そえぞれがそれぞれのままに居る場所を与える … 難しいことですね。
指導をする立場としては、本当に勉強になりました。



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コメント

世の中には立派な人がいるものですね。旧制高校の話みたいですね。

何だか変わったクラスのようで、誰かが数学の問題を黒板に書いておくと、皆で寄ってたかって答えを考えると言うようなことを面白がっていたようです。

あのまま成長してくれれば良いなと思っています。

すごーい・・・
先生と生徒がそんなにコミュニケーションが取れている話を聞くのは久々・・・(というか初めて?)で、びっくり、&ちょっと感動してしまいました。

自己肯定・・・超難関問題。

あこがれます、その先生。

mahoutukaiさん

誰だろう…と思ってmahoutukaiまほうつかいと言っていたら分かりました。
ずいぶん読んでるみたいですね~

そうですこの先生はとても良い。
そして生徒達もとても良い子たちでした。
相手のことを考える、ためには、自分のことを考える。
(相手を肯定するためには、自分を肯定する。)

整体師にもそれは必要なことだと思います。

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