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2006年4月27日 (木)

整体院計画② 売上計画

売上計画です。
簡単なことです。
売上の予想をして月間にいくらくらい売れるのかを考えれば良いのです。


本当に簡単でしょうか?


整体院を開業するのであれば、売上は「患者数×単価」で計算されます。
では患者数はどうやって予想しますか?
単価はどうやって決めますか?
そこのところを少し考えてみましょう。


患者数の問題です。


先ず一日の営業時間を決める必要があります。
営業時間は何時から何時でしょう。
これを決めるために考えておかなければいけないことがあります。

 ・誰(どんな人)を患者さんの層として狙いますか?=ターゲット
 ・どんなところで開業しますか?駅前ですか住宅街ですか?
 ・施術の目的はリラクゼーションでしょうか?故障の改善でしょうか?

どんな患者さんにどんな場所でどういった施術をするのかが決まらなければ、営業時間は決まりません。
OLをターゲットにするのであれば、夜の時間を外すわけにはいかないでしょう。
男性会社員を狙うのであれば、土日に営業する必要があるかもしれません。
ぎっくり腰や膝の問題など、治療系を標榜するのであれば、午前中は開けておくべきかもしれません。
色々な条件から考えて営業時間を計算してみて下さい。


個人で整体院を運営するのであれば、ピークの患者数は時間稼働率50%程度に収縮していきます。
えっ 時間稼働率50%?って・・
例えば、1人の患者さんが来院してから施術が終わり帰るまでの時間が1時間半とします。
この経営形態であれば、一日の患者数の平均は、「一日の営業時間数÷1時間半×50%」に収束していきます。
9時間営業であれば、「9時間÷1時間半×50%=3人」となります。
月間の営業日数が25日であれば、75人程度に収束することになっていきます。
営業時間を決めて患者さんの滞留時間(予約を取っておく時間)を決めれば、一日の平均患者数は決まってきます。
色々と反論もあると思いますが、一人で整体院をやっていると土日や夜間など患者さんが集中する時間帯に、予約がバッティングするようになってきます。
つまりあなたが一人ということは患者さんを同時に2人出来ないということです。
患者数を増やしたいのであれば、着替えや待ち時間などで患者さんが同時に2人以上いる時間を作れば、一人当たりの滞留時間が少なくなり、一日平均の患者数は増やすことが出来るようになります。
受付の女性なんかを入れると、施術時間=あなたが患者さんと接する時間になりますね。
そうすれば一ヶ月の施術人数は、9時間÷1時間×50%×25日=112.5人です。
受付の女性の時給を考えれば、雇用が可能かどうかが分かります。


さて、次は単価です。
単価はどうやって決めれば良いのでしょうか?
近隣の競合との比較で決めるのでしょうか?
あそこが○○分=○○円だからそれ以上には出来ない・・ということなのでしょうか?


結論から言うと、自分が一ヶ月にいくら必要かという金額から決めるべきです。
一ヶ月の患者数のピークは上記の計算から分かります。
自分が必要な金額をその人数で割った金額が、単価ということになります。


ソンナミモフタモナイ・・
と思わないで下さい。
その金額がないとあなたは整体院を営業していけなくなってしまいます。
必要な金額から決めるのが一番妥当だと思います。
問題はその金額と施術の内容が妥当かどうかということです。
その金額で施術を受けて、「ああ良かった、安かった、また来ようかな・・」と患者さんに思われるような施術と金額である必要がありますね。
ここのところは別にまた考える必要があるかもしれません。


さて、患者数と単価が決まりました。
後は掛け算をするだけです。
行動計画・フィードバックはまた後で。。


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