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2010年12月21日 (火)

人に喜ばれる仕事がしたいんです …

内田樹先生の『疲れすぎて眠れぬ夜のために』>>> を読んでいます。
別に疲れすぎて眠れぬ夜が続いている訳ではありません。
いたって元気。
疲れたらバタンキューです。
内田先生が好きなので読んでいるだけなんですけどね。
まだ読み終わっていないので、全体の感想ではありませんが、仕事についてなるほどという記述があったのでご紹介します。
文庫本の69ページ、Ⅱ働くことに疲れたらと言う章の『ビジネスとレイバー』と言う文章の中にあります。


(前略)マーケットのよいところは、原則として、クオリティのよいものをリーズナブルな価格で提供すれば、評価してもらえると言うことです。
自分があるビジネスモデルを創りだしたとき、そのモデルが正しいか、正しくないかの検証が非常に速い。マーケットがすぐ答えを出してくれます。失敗したときに「私が正しくてマーケットが間違っていた」と言い張っても別に構わないんです。ただ、そういう人はビジネスの世界からは退場しなければなりません。
 人間が生きている中で、ビジネスほど「分かりやすい」ゲームはほかにありません。
 愚かな人と利口な人がビジネスをしたら、必ず利口な人が成功する。正直な人間と不正直な人がビジネスをしたら、必ず正直な人間が成功する。クライアントの利益をまず配慮する人間と自分の利益をまず配慮する人間がビジネスをしたら、必ずクライアントに配慮する人間が成功する。
 そういう点では、ビジネスはほかのどんな種類の人間的活動よりも「合理的」な世界でしょう。(後略)


と続きます。
ここだけを抜き出して読むと、全体の言いたいことは伝わりませんが、この文章は本当に面白い説明をしていると思います。


開業して成功する人と失敗する人がいます。
その二種類の人間の分類が分からなかった。
でも、一つの答えがここにあるように思います。


整体師になりたいと言う人が見学に来ますが、その人達の多くは『人に喜ばれる仕事をしたい。』と言います。
もっともな考え方だと思います。
でも … と思います。
いつも思うのは、その人がいまやっている仕事だって、人に喜ばれる仕事のはずです。
何故なら仕事と言うのは、誰か相手がその価値を認めて対価を支払うから成立している訳で、価値を認められないものには対価は支払われません。
だとすれば”その人”がやっている今の仕事も、給料を頂けているのなら、人に価値を認められている(喜ばれる)仕事と言うことになります。


結局、”人に喜ばれる仕事をしたい。”と言うことではなく、”人に喜ばれる自分になりたい。”と言う、自分本位の考え方なのではないかと思います。
その”人に喜ばれる人”とはどんな人か、と考えた時に、目の前で『ありがとう』と相手が言ってくれるような職業と言うことになり、整体師という手技療法がそんな風に見えるということなんだろうと思います。
”人に喜ばれる仕事”(自分のための仕事)と”人を癒す仕事”(相手のための仕事)は、かなり違うと思います。s
そこのところを勘違いしてしまうところに問題があるのかもしれません。


文章はビジネスとレイバーの違いについて言及していきます。
同じ仕事と訳される言葉ですが、指している意味が全く違います。
ビジネスは楽しく、レイバーは辛い苦役という話。
面白いですよ。
これから開業しようとしている方は必読です。




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