あなたの替えは、どこにでも沢山いる。
質問を受けてから随分経ちますが、一件しか問合せがありませんでした。
カイロプラクティックで開業されている先生でしたが、何度かやりとりをする内に結果が出始めていると言う状況です。
今後も問合せがあればお答えしていきたいと思います。
それにしても、あまりこのブログも放っておくと見はなされそうなので、ぼちぼち更新しようかと思います。
内田樹と言う作家・武術家が居ます。
つい先日まで神戸で大学の教授をされていましたが退官され、今は様々なところで意見を求められ、いろいろは発言をされています。
内田先生の政治的な話しは僕は好きではありませんが、他のことについてはおおむね共感することが多い。
その内田先生がこんなことを書いていたそうです。(すみません。原典がなにか分かりません。)
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「正しい理説」のピットフォールは「正しい理説の宣布者」はいくらでも替えがきくということである。
キミなんかべつに存在しなくてもいいんだよ。
だって、いくらも替えがいるから。 と言われても反論できないというのが「正しいこと」を言い続けることのコストである。
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ピットフォールとは落とし穴のこと。
つまり、『正しいことを言い続けている場合、そんなこと言っている奴は沢山いるし当然ながら正しいことなんだから間違ってはいない。と言うことは、あんたみたいな奴はどこにでも沢山いるし、いくらでも替えはいるからね。』と言われても反論は出来ないし、それが正しいことを言うと言うことの対価(コスト)だからね、と言うことですね。
『正しいこと』を言うのは、自分にとっては誇らしいことだし優越感を得られるしと言うことかもしれません。
整体院や手技療法の施術院のホームページを作る時、ついこの落とし穴にはまってしまうことがあります。
当院では
・あなたの声を最後まできちんと聞きます。
・ボキボキしない優しい手技で施術します。
・あなたの症状に合わせて調整します。
・対症療法ではなく根本治療を目指します。
・何度も通わなくて良い身体作りを提案します。
・症状のきちんと説明をします。
・自宅で出来るストレッチの指導もします。
・回数券は販売していません。
・清潔な施術院を保ちます。
・ノーセクハラ。
な~んて書いていませんか?
それこそが整体師・手技療法家にとっての『正しい理説』です。
書いてあることもやっていることも『正しい』んです。
だから、それが良くないそれを書かない方が良い、とは言えません。
でも、それだけだったら、『あなたの替えはどこにでも沢山いる。』と言うことを避けて通ることは出来ません。
事実、沢山の整体院・施術院・サロンのサイトに、上のような文言が書いてあるでしょ。
読んでいる患者さんクライアントさんは、『どこも同じ』と思っています。
何で選べば良いか分からなくなっています。
最近はクチコミも信用できなくなっていますから。
だったらやっぱり。
あなたの言葉であなたの考えを書くことが大切です。
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